リンパマッサージ
資格取得のすべて
健康・美容をサポートし、心身両方の“若さ”を支えるリンパマッサージの資格を取得し、新しい道へと進みたいと考える方に必要な情報をお届けするのが、当サイト『Rinpro(リンプロ)』です。
医療現場でリンパ浮腫の患者さんに施術ができる医療リンパドレナージセラピスト。リンパ浮腫とはなにか、医療リンパドレナージセラピストの施術内容、施術をおこなうことができる資格について、育成団体、受講対象などを解説しています。
また資格を取得できるスクール・講座を紹介しています。
がん治療の過程でリンパ切除をしたり、放射線治療をしたことによってリンパの流れが停滞し、上肢や下肢などにむくみが出たり皮膚病変を生じる疾患をリンパ浮腫といいます。一度発症すると治りにくく、重症化すると日常生活に支障をきたすこともあるものです。
そのリンパ浮腫の症状を緩和するのが「医療リンパドレナージセラピスト」。リンパ浮腫の症状に対し、医師の診断および指示に基づきながら、患者さんやご家族への生活指導、用手的(手を使った)リンパドレナージ、圧迫療法、圧迫下での運動、スキンケアといった複合的治療をおこないます。
全国各地の病院、開業施設等の「リンパ浮腫外来」で就業するための資格「医療リンパドレナージセラピスト」は、医療知識の基礎がある、医師、看護師、理学療法士、作業療法士、あん摩マッサージ指圧師の国家資格を持つ者が、各種協会、スクール等でおこなっている養成講習会で知識と技術を身につけることによって得られるものです。
医療従事者以外が取得できるリンパマッサージの資格とは違い、医療現場でリンパ浮腫の患者さんに対し施術することができます。
2016年度の診療報酬改定により、リンパ浮腫に対する保険適用の範囲が拡大し、複合的治療が健康保険で受けられるようになりました。これに伴い、治療を行うリンパ浮腫セラピストが増加しています。
保険適用施設で施術をおこなうにはリンパ浮腫セラピストの認定資格が必要です。リンパ浮腫治療の医療者を養成・認定しているのは、日本では2つの団体に限られています。認定は座学45時間以上、実技90時間以上が必要であるという、国際リンパ学会が推奨したカリキュラムに準じています。
座学と実技をそれぞれ各種教育養成校、協会等で履修し、試験に合格することでリンバ浮腫治療を保険診療で行うための施設基準に必要なセラピストの要件が満たされることになります。
リンパ浮腫の治療に関わる医療者を育成する制度は、現在のところ2団体存在します。
1つは、各学会が構成しているLT(リンパ浮腫認定機構)。日本リンパ学会・日本脈管学会・日本血管外科学会・日本静脈学会などが協力して設立し、「リンパ浮腫療法士」を認定しています。
受講資格は「医師」「看護師」「理学療法士」「作業療法士」「あん摩マッサージ指圧師」「柔道整復師」です。
もう1つは、厚生労働省後援がんリハビリテーション研修委員及びリンパ浮腫研修委員が運営しているLPC(ライフプランニングセンター)です。座学45時間以上という国際リンパ学会の設定したカリキュラムの大半を習得することが目的となった「新・リンパ浮腫研修」を行っています。
受講資格は「医師」「看護師」「理学療法士」「作業療法士」「あん摩マッサージ指圧師」です。受講を考えているスクール等がLT、LPCの教育養成校となっているか、どのコースを選ぶとLTの認定を受けたいときに実技が免除されるか等を考慮して、スクール、コースを選ぶとよいでしょう。
医療リンパドレナージセラピスト資格を取得できるスクール、取得できる資格名、かかる費用を紹介します。
「フェルディ式複合的理学療法」に関する正式な認定制度を行える日本で唯一の組織です。
養成講習会を修了し、試験に合格することで、「医療リンパドレナージセラピスト」として認められ、臨床での施術が行えようになり、リンパ浮腫療法士認定試験(LT)の受験資格を得ることができます。
「医療リンパドレナージセラピスト」認定後には、上級講習を受け、「医療リンパドレナージ上級セラピスト」を目指すこともできます。
Vodder式のMLD(医療リンパドレナージ)/CDT(リンパ浮腫に対する標準治療である保存療法=複合的療法)を学べます。
リンパ浮腫セラピスト養成講習会を修了し、試験に合格することで「Dr. VODDER METHOD OF MANUAL LYMPH DRAINAGE (MLD)COMBINED DECONGESTIVE THERAPY(CDT)」の認定証が発行されます。
これはリンバ浮腫治療を保険診療で行う施設基準に必要なセラピストの要件が満たされるものです。
デンマークのエミール・ボッダー博士が開発した「マニュアル・リンパドレナージ(MLD)」が学べる講座です。軽くさするような手のタッチでリンパの流れにはたらきかけ、身体の老廃物や炎症物質をスムーズに排出させる手技療法で、国内外の医療現場でも通用する国際資格です。
MLDセラピー1(基礎課程後半)コースで取得できる資格は「Dr.Vodder Academy International 認定マニュアル・リンパドレナージ(MLD) セラピー1」。整形外科分野、美容分野で役立てたり、クライアントの全身の施術をおこなうことができます。妊婦、高齢者、子供のケアもおこなえます。
Dr. Vodder's MLDリンパ浮腫治療専科課程(MLDセラピー2・3)コースで取得できる資格は「Dr.Vodder Academy International 認定リンパ浮腫CDT療法士」「MLDトレーニングセンター認定リンパ浮腫療法士」です。資格取得後は医療現場でリンパ浮腫の患者さんに施術ができます。
自由度の高いスケジュール管理が可能で、働きながら学びやすい環境が整っています。
「認定リンパ浮腫セラピスト実技コース」 を修了すると「メディカルリンパドレナジスト修了証」が発行されます。この修了証をもって、臨床の場で医療用リンパドレナージの施術をおこなうことができます。
また日本リンパ浮腫治療学会・リンパ浮腫認定機構がおこなっている認定資格「リンパ浮腫療法士(LT)」を受験する場合、当修了証をもって実技試験及び医師による口頭試問が免除になります。
※リンパ浮腫セラピスト認定証の取得には、フランシラスクールでの実技試験合格のほか、LPCが主催する新リンパ浮腫研修(4日間)を受講する必要があります
一生モノの「手に職」が身に付く
リンパマッサージ資格