リンパマッサージ
資格取得のすべて
健康・美容をサポートし、心身両方の“若さ”を支えるリンパマッサージの資格を取得し、新しい道へと進みたいと考える方に必要な情報をお届けするのが、当サイト『Rinpro(リンプロ)』です。
リンパマッサージのリンパとは、体中にあるリンパ管と呼ばれる管の中を巡っている黄色い液体のことです。リンパ液と呼ばれることもあり、老廃物やウイルスなどをリンパ管まで運んで浄化しています。血液と違って、リンパ管には心臓のようなポンプがないため、時にその流れが滞ってしまい、手足がむくんだりする原因となります。このリンパの流れをマッサージによって改善し、むくみや体調不良を解消するのがリンパマッサージです。美容やリラクゼーションを目的としたリンパマッサージはマッサージサロンなどで受けることができます。
美容やリラクゼーションを目的としたリンパマッサージには資格が必要となります。マッサージサロンなどで働くために必要となる資格を得るためには、リンパマッサージの資格を発行している協会が開催する講習やスクールに通う必要があります。しっかりとした知識がない人が行うと、効果がないどころか逆効果となってしまうリンパマッサージ。スクールなどでプロの知識と技術を習得することが大切です。
リンパマッサージはデンマークで開発されたと言われており、その歴史は約90年にも及びます。元々は、リンパの流れを改善することによって体にもたらされる影響を研究していたことがきっかけで生まれ、ヨーロッパにて医療行為としてリンパドレナージュという名前で広まりました。日本に入ってきた際に、美容目的にも派生し、リンパマッサージという名前で知られるようになりました。
リンパ管・リンパ液・リンパ節から構成されるリンパですが、血液と同じように体中の隅々まで巡っています。リンパ液は血液と比べて心臓のようにポンプとなる器官がなく、筋肉の収縮によって流れており、手足などで貯留してしまうことで浮腫みの原因ともなります。またリンパには、体に侵入した菌などの異物を攻撃する免疫機能と、体中の細胞で不要になった排泄物を回収する機能があります。リンパは血液と同じく人間の生命活動を維持する、なくてはならない器官です。
リンパに関するケアについては、リンパマッサージとリンパドレナージュの2つがあります。美容目的のリンパマッサージ、リンパドレナージュの資格は様々なものがあり、サロンで働きたい場合やセルフケアとして習得したい場合はスクールや講習に参加する必要があります。医療目的のリンパマッサージ・リンパドレナージュの資格もあり、医療従事者しか取得できない場合もあります。医療目的の資格取得をした場合、がん患者の在宅医療など多岐にわたって仕事の幅を広げることができます。
リンパマッサージとリンパドレナージュの違いについて詳しく確認する>>
リンパマッサージによって、体の様々な部分の冷えや不調を解消することができます。体調が優れない時や病気の時、また、食後や飲酒後はマッサージによって体に負担をかける可能性があるので控える必要があります。
リンパマッサージによってリンパの流れを良くすることで、手足や顔などをスッキリさせるだけでなく、リラックス効果や疲労回復にも効果があります。また、身体の免疫としての役割を持つリンパの流れを整えることで、風邪などを引きにくいように体質を改善させることもできます。
リンパマッサージの直接的な目的は、体内にたまった毒素・老廃物を排出させること。毒素・老廃物が排出された結果として、さまざまな効果を実感することができます。もっとも顕著に感じられる効果は、むくみの解消でしょう。実際にリンパマッサージは、がん患者における足のむくみの緩和法として、医療現場でも活用されています。ほかにも、疲労回復効果やダイエット効果、冷え性の改善効果、肌質の改善効果など、さまざまな効果が期待できます。
自宅でリンパのセルフケアを行う場合は、基本的に毎日行ってください。毎日行う余裕がない方は2~3日に1回など、定期的かつ継続して行うことが大切です。サロンでリンパマッサージを受ける場合には、最初の1~2ヶ月間、1~2週間に1回のペースで集中的に通いましょう。老廃物を一気に排出させるためです。以降は1ヶ月に1~2回程度のペースで継続的にマッサージを受けてください。
とても軽いタッチで行われるリンパマッサージ。セラピストは、あざができるほどの力を使っていません。ところが中には、リンパマッサージを受けた後にあざが生じてしまう人がいるようです。いくつかの理由が考えられますが、代表的な理由のひとつが、施術を受ける前の血行の状態。血行不良が長く続いていた結果、小さな力だけで毛細血管が傷つきやすい状態になっていた可能性があります。まれなケースですが、施術者の技術力不足が原因であざができることもあるので要注意。
リンパマッサージを含めたマッサージ全般の効果に関する研究論文は、世界中でたくさん発表されています。米国の腰痛治療ガイドラインでは、マッサージに一定の効果があることが記載されています。マッサージが細胞のミトコンドリアを活性化させる、という重大な研究論文が報告されたこともありました。すでに日本の医療現場では、がん患者におけるリンパ浮腫の緩和法としてリンパマッサージが一般的に行われています。ドイツでは、リンパマッサージが保険適用となっています。もはや、医学的根拠を問う段階ではないかもしれません。
リンパマッサージとリンパドレナージュは、ほぼ同じ意味と考えて差し支えありません。起源を求めれば、もともとはリンパドレナージュという名前でした。しかしながらリンパドレナージュが日本に輸入された1980年代、日本人にとって「ドレナージュ」という言葉になじみがありませんでした。そこで、手技の総称としてなじみ深い「マッサージ」という言葉を拝借し、リンパマッサージという言葉が考案された模様です。
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リンパマッサージは、食事を摂る前に受けるのが原則です。食事を摂った直後にリンパマッサージを受けると、消化不良になったり、期待された効果を得られなかったりすることがあるので注意してください。マッサージを受けた後に食事を摂るようにしましょう。ただしリンパマッサージを受けた後は、いつもよりも空腹を感じることがあります。ダイエット中の方などは、くれぐれも食べ過ぎないように注意しましょう。
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全身のどの部位のリンパマッサージをやるのであれ、最初に鎖骨リンパ節を揉みほぐしておくことが大前提。鎖骨リンパ節はリンパ液の「最終出口」と呼ばれ、全身の老廃物が渋滞を起こしやすい場所。リンパマッサージをやる前に、この渋滞を解消させておくイメージです。その後は、鎖骨から近い場所から遠い場所に向けて、順番にマッサージを行っていきましょう。リンパを流す方向や圧の強さなども大事なポイントです。
多くのサロンの料金を比較してみると、リンパマッサージの料金相場は60分で6,000円程度のようです。よく「マッサージは10分1,000円が相場」と言われますが、リンパマッサージも例外ではありまんでした。施術をしてもらうサロンを探すときはもちろんですが、自分でサロンを開業する場合でも、料金設定におけるひとつの目安にしておきましょう。
サロンに勤務するセラピストの月給は15万~25万円ほど。年収にして180万~300万円くらいです。指名の絶えない人気セラピストの中には、月給40万円以上を稼いでいる人もいるようですが、それはごく一部。現実的に40万円以上の稼ぎを目指したいならば、自宅開業を目指したほうが良いでしょう。ただし中途半端な気持ちで開業すると、たいていは失敗することになるはずです。覚悟を決めて努力を続けなければ成功はない、と考えてください。
リンパマッサージを受けた後、部分的に痛みを感じたり、むくみや頭痛、肌荒れ、生理の変化などを自覚したりすることがあります。「リンパマッサージの副作用かも?」と不安になるかもしれませんが、基本的にリンパマッサージには副作用がないので安心してください。これら体調不良は、東洋医学でいう「好転反応」の可能性があります。体内に滞っていた老廃物や毒素が一気に血中に流れ出したため、一時的に体調不良を自覚している状態です。マッサージが効いた、という証拠でもあります。
妊娠中にリンパマッサージを受けても、特に問題はありません。むしろ心身の負担やストレスが蓄積している妊婦さんだからこそ、リラクゼーションの意味でもリンパマッサージを受けたほうが良いでしょう。医師に相談して許可が出たならば、ぜひリンパマッサージを試してみてください。また、妊娠中の足のむくみに対しては、リンパのセルフケアが有効です。やり方の要領を覚えて、ぜひ毎日ケアをしてみてください。
あはき法とは、あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法律です。それぞれの仕事の頭文字を取って、通称あはき法と呼ばれています。マッサージは医療に類似する行為なので、厚生労働省の定める基準をクリアした者しかできません。民間資格のマッサージ師・セラピストを仕事とするのであれば、しっかりと法律について勉強する必要があります。
リンパマッサージに用いるクリームは、マッサージに必要な摩擦を生む適度な硬さがあり、使う人の肌にあったものを選ぶのが良いでしょう。日常的に行うのが効果的なリンパマッサージには、手ごろな値段で必要な量をたっぷりと使えるものがオススメです。
リンパマッサージに使うクリームの選び方について詳しく確認する>>
皮膚の下の組織に不要な水分が溜まることで起こる足のむくみ。その原因はさまざまなものがありますが、いずれの原因も結果として血流が悪くなるという共通点があります。立ち仕事が多いとどうしても足は重力の関係でむくみやすくなるので、マッサージやストレッチでしっかりケアしましょう。むくみは生活習慣を直すと改善するなど一過性のことが多いのですが、時に肝臓や心臓などの重大な疾患により引き起こされることがあるので注意が必要です。
むくみとは、血液の循環が悪くなることで血管内の水分のバランスが崩れ、細胞の間に水分が溜まってしまう症状です。加齢や塩分の摂り過ぎ、女性の場合更年期によるホルモンバランスの乱れなどの理由でむくみが起こると考えられます。ただ、むくみが長期間続き、他にも体の不調があるような場合は別の病気により引き起こされている可能性があります。むくみの解消には体を温める、リンパマッサージやストレッチを行う、塩分接種を減らし、カリウムを含む食品を摂るなどの方法があります。
リンパマッサージは施術によってリンパの流れを改善させ、体内の老廃物を流したり、免疫力を高めたりする効果のある施術です。リンパマッサージは痛いと思われている方もいますが、実は本来であれば気持ちの良い施術法です。痛いと感じるにいくつかの理由があります。
リンパマッサージが痛いと感じる理由について詳しく確認する>>
正しく行わないと肌を傷つけてしまう可能性もある顔のリンパマッサージは、正しいやり方を確認してから実践することが大切です。まずはオイルやクリームを塗ってからウォーミングアップをして、適切な頻度と時間で実施するようにしましょう。
首のリンパマッサージのやり方をマスターすれば、首や肩のコリを改善できるようになるかもしれません。優しく静かに、さするように首や耳、鎖骨をマッサージすることで、首周りの筋肉がほぐれて血行が改善されるようになるはずです。
立ち仕事・座り仕事でむくみやすい足は、リンパマッサージのやり方を覚えて実践すればむくみも取れてスッキリとします。足の裏から足の指、ふくらはぎ、太ももまでしっかりとケアしてください。ただし体調が悪いときや飲食後は控えるようにしましょう。
肩のリンパマッサージのやり方を覚えて習慣にすると、つらい肩こりや肩の重さが軽減される効果が期待できます。ただし肩こりや首のこりが原因になっていることもあるため、肩だけでなく首のリンパマッサージも同時に行うとさらに効果的です。
腕のリンパマッサージのやり方は手順が少なくシンプルですが、定期的に実践すればほっそりと引き締まった二の腕になれる効果が期待できます。リンパマッサージをする方向や順序を間違えないように、やり方をしっかりとマスターしてから行いましょう。
肩こりは首から肩の筋肉が緊張し、血行が悪くなることで起こる症状です。正しい姿勢を保つ時に首や肩の筋肉が働いていますが、長時間続くことによる筋肉疲労が原因で肩こりとなります。肩こりを放置すると他の部位へ悪影響を及ぼすことがあるので、日ごろのケアを意識するようにしましょう。
腰痛は腰そのものに問題があるだけでなく、周囲の筋肉や関節の疲労から起きることがあります。座りながらの作業や長時間、同じ姿勢でいることで筋肉の緊張が起こり、コリや血流悪化につながることがほとんどです。適度に休息を取り、マッサージを行うなどして、血流促進に努めましょう。
骨盤周りのリンパが滞ることで、むくみとなり、お腹が出てくることがあります。長時間のデスクワークなど、座りっぱなしの姿勢で筋肉が硬くなることが原因です。お腹や骨盤周りを適切にケアし、血流改善に努めましょう。
頭には首元、耳の周り、髪の生え際の3か所に多くのリンパ管が集まっています。これらは鎖骨やわきの下に向かって流れているので、頭のマッサージではこの流れを意識して行いましょう。また、マッサージの際は事前に頭部を清潔にしておき、指や爪で目や頭皮を傷つけないように注意します。
お尻の奥には「深部リンパ」があり、リンパ液全体の94%が流れているといわれています。お尻周りのマッサージをすることで、お尻のむくみを緩和したり、腰痛を緩和したりすることができます。
後頭・耳下腺・上深頚・鎖骨下リンパ本幹をリンパマッサージすると、睡眠の質が向上するといわれています。睡眠は健康の基本なので、さまざまな不調が改善されることも考えられます。
睡眠の質向上が期待できるリンパマッサージのやり方について詳しく確認する>>
ストレス軽減効果のあるリンパマッサージは、後頭から鎖骨下リンパ本幹にかけて刺激を行います。おへそ横の自律神経を整えるツボとともに取得したい手技です。
ストレス軽減に期待できるリンパマッサージのやり方について詳しく確認する>>
集中力を高めるリンパマッサージは、鎖骨下リンパ本幹から腋窩リンパ節群、内外腸骨リンパ節と広い範囲をマッサージします。軽く目をマッサージするとさらに効果が高まるでしょう。
集中力を高めるリンパマッサージのやり方について詳しく確認する>>
リンパマッサージを行う際には、部位ごとに便利なグッズを準備しておくと効率的です。顔・肩・首・腕・体・脚とそれぞれの部位ごとにおすすめグッズを紹介します。
リンパマッサージを行う際のおすすめグッズについて詳しく確認する>>
リンパマッサージは男性にとっても嬉しい効果が期待できるもので、男性にも人気があります。男性には男性特有の健康上の悩みがあるので、理解してからマッサージを行いましょう。
一生モノの「手に職」が身に付く
リンパマッサージ資格
※コース費用は2021年10月の情報です。