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リンパマッサージ
資格取得のすべて

健康・美容をサポートし、心身両方の“若さ”を支えるリンパマッサージの資格を取得し、新しい道へと進みたいと考える方に必要な情報をお届けするのが、当サイト『Rinpro(リンプロ)』です。

『Rinpro(リンプロ)』一生モノの仕事につながるリンパマッサージの資格ガイダンス » マッサージサロンを開業するには » 自宅サロンを開業するには

自宅サロンを開業するには

自宅サロンで開業するメリット

お金と時間コストがおさえられる

自宅をサロンにするため、サロン用に店舗や部屋を借りる・買う必要がありません。月々の家賃も不要なので、賃料が払えずに閉業してしまうリスクを減らせます。

また、物件探しにかかる移動費や時間といったコストも削減できるでしょう。開業するにあたって必要になる、電話回線やインターネット回線の開通なども、自宅なら済んでいることが多いので、待つ必要がありません。

自分のペースで働ける

自宅サロン運営は、オーナーが一人で行うことがほとんど。逆に言えば、スタッフを雇わない分、シフトも自由に設定できるのが強みです。

お子さんがいる方なら、学校へ行っている間だけサロンで働くといったことも可能。土日のみ・平日の夜のみ…など、自分のペースに合わせて働けます。

また、完全予約制にしておけば急なお客さんの来店に慌てることもありません。

店舗開店前の予行練習ができる

ゆくゆくは店舗を持ちたいと考えている方は、まずは自宅サロンを開業して、サロン運営に必要なノウハウを身につけることができます。

開店までに必要なものは何か、集客の方法、メニュー開発…など、リンパマッサージサロンを運営するためにはマッサージの技術や知識だけでは足りません。

自分にできることやまだ知らないことを、自宅サロン運営を通して学ぶことができます。

自宅サロンで開業するデメリット

生活スペースとの切り分けが大変

自宅の間取りによっては、生活スペースと施術スペースの切り分けが大変なことがあります。家族の生活音が聞こえてきてしまうと、お客さんが気を遣ってしまうことも。内装を整えて対処しましょう。

また、自宅で仕事をするとオンとオフの切り替えが難しく感じる人も多いようです。制服を用意して、見た目から切り替えるのも手です。

お客さんを集めにくい

自宅サロンは、自宅という特性上、セキュリティー面を考慮して所在地を明かさないことがほとんど。詳細を明かせないことが、予約のハードルを上げています。

自分でもできるホームページやSNSの運営、来てくれた方に紹介割引を提供して広めてもらうなど、リピーターが獲得できるまではいろいろな施策を打つ必要があるでしょう。

自宅サロン開業に必要なコト

自宅サロンを開きたい!とリンパマッサージの資格まで済ませた後は、開業に向けて必要なことが何かを考えていきましょう。

なぜサロンを開業したいか明確にする

自分の施術で誰かを癒したい・毎月ある程度のお金が必要・将来の出店のため…など、自宅サロンを開きたい理由を明確にして、それに合わせた目標も立てておきましょう。

目的が明確でないと、上手くいっているのかいないのかの振り返りがしにくくなるためです。癒したいなら集客人数を、稼ぎたいなら毎月の目標額を決めると、そのために何をすればよいかも見えやすくなります。

開業資金を用意する

自宅サロンは物件にかかる費用はおさえられますが、施術用のベッドや待合コーナーのインテリアなどは用意しなくてはいけません。また、集客のためにチラシを刷る・有料の予約システムを借りる…など、必要に応じて資金が必要です。

何のために幾ら必要かを明確にして、用意しておきましょう。

必要な手続きは漏らさないようにしておく

開業届の提出や確定申告、その他売上管理用の銀行口座の開設や領収書の生産など、店舗経営にかかわる各種手続きの方法と期限は、前もって確認して漏れないようにしておきましょう。

特に確定申告が遅れてしまうと、控除額が減額されたり、追加で納税しなくてはならなくなる可能性があります。

サロンの強みと弱みを見つけておく

自宅サロンの強みと弱みを見つけておきましょう。プレオープンをして、意見をくれる家族や友人・知人の意見を聞くのもおすすめです。

強みは魅力的に打ち出す方法を探しましょう。メニュー表を工夫する、SNSで宣伝するなど、「○○と言えば」のイメージを固めていきます。

弱みはカバーできるようにしておきます。1日一人しか施術できないなら、お一人様限定プランとすることで特別感を持たせられます。駅から遠いのであれば、分かりやすい地図を用意する・送迎サービスを始めるなど、できる方法でカバーしましょう。

自宅サロンを開業するときの注意点

賃貸借契約違反にならないようにする

賃貸物件で自宅サロンを開業する際は、大家さんに許可を取りましょう。本来は住居用で貸し出しているところで営業活動を行うと、賃貸借契約違反となるおそれがあります。

また、事業用として自宅を契約しなおした場合は、家賃に消費税がかかるようになります。

内装工事にかかわる問題

接客用スペースを設けるために、壁紙や床を変えたい方は大家さんに連絡して許可をもらいましょう。勝手に変えたり、壁に穴をあけたりしてしまうと、契約違反になるおそれがあります。

また、少し大がかりな工事をする際は、消防法に反していないかも重要です。「防火対象工事等計画届出書」や「防火対象物使用開始届出書」などの提出が必要です。

建築基準法の問題

住宅とサロン営業を行う店舗では、建築基準が異なります。必要な条件を満たしていないと営業できない可能性があるため、内装工事を請け負っている工務店や設計事務所に確認しましょう。

自宅サロンのよくあるトラブル

お客さんの出入りによる不安

特に集合住宅の場合、住人以外が出入りするのを良く思わない方もいます。場合によってはクレームや注意を受けることも。住人以外の出入りがNGの物件もあります。

サロンを開業する際には、同じ建物に住む人にもお知らせするとともに、お客さんの入退室管理を徹底するようにして、不安にさせない対策をとりましょう。

看板の設置方法や設置個所が悪い

戸建てであれば、自宅の敷地内に看板を設置できますが、集合住宅の場合は共用スペースを使う場面があります。設置個所によっては、人の行き来を妨げてしまうので設置場所は管理組合とも相談して決めましょう。

また、敷地外に設置する看板は、道交法の適用範囲です。勝手に設置してしまうと、違法になってしまうおそれがあるので許可を取ってから設置しましょう。

駐車場の無断使用

サロン利用者が無断でマンションの駐車場や路上駐車をしてしまうケースです。単純に迷惑になるだけでなく、路上駐車は万が一の際に救急車両の通行を妨げる可能性もあります。

自宅サロンの場所が公共交通機関の駅から離れている場合は、お客さん用に駐車場を契約して、トラブルにならないようにしましょう。

プライベートが守れない

自宅サロンで気を付けたいのが、家族のプライベートです。施術中に家族が在宅であれば、会話が聞こえてしまうこともあるでしょう。

また、エリアの区切りがしっかりできていないと、お子さんの学校のプリントや郵便物などが目に入ってしまうかもしれません。

お客さんとはいえ他人なので、家族や自身のプライベートが守れるようにしましょう。同様に、お客さんの情報もしっかり守るようにしてください。

自宅サロン開業には守るべきことと気配りがある

自宅でサロンを開く際には、法的な手続きが必要です。あとになって「やってなかった!」で済まないケースもあるので、開業までに必要な手続きや連絡、許可取りなどは漏れないようにしましょう。

また、家族やご近所はもちろん、お客さんへの気配りも大切。皆が気持ち良く過ごしてもらうためにはどうすればいいかも、日々考えていきましょう。

考えることが多くて大変かもしれませんが、自分の力を活かしたお店は、きっとたくさんのやりがいに満ちています。一つひとつクリアして、憬れの自宅サロンを開いてくださいね。

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